骨粗鬆症は高齢者だけの病気ではありません
骨粗しょう症は、骨の中がスカスカの状態になり、骨がもろくなる病気です。
骨密度が低下したり、骨の質が低下するケースがあります。
日常生活のわずかな衝撃でも骨折をしやすくなります。
高齢化が顕著な日本においては骨粗しょう症の患者さんは年々増加しており
現在では約1280万人(男性300万人、女性980万人)と圧倒的に女性に多い病気です。
閉経を迎える50歳前後から骨量が急激に減少し、60歳代では2〜3人に1人、 70歳以上になると
10人に7人が骨粗しょう症といわれています。
背骨がもろくなると、背骨が体の重みでつぶれたり、変形する圧迫骨折の危険が高まります。
一度骨折をすると、次々と骨折を繰り返したり、寝たきりになる可能性も高くなります。
骨粗しょう症は、がんや脳卒中、心筋梗塞のようにそれ自体が生命をおびやかす病気ではありませんが、 要介護状態になる人の実に30%近くが骨粗しょう症などによる骨折が原因です。